上西さんに移住のきっかけを伺うと、「大阪移住相談会に軽い気持ちで参加したら、帰るときには移住するぞ!と思ってしまいました。」と笑っておっしゃいました。1年以内の移住を心に強く決め、アルバイトの立場に仕事を替え、候補地を探すための時間を作られたという上西さん。凄い行動力です。
「兵庫県神戸市ではマンション住まいだったので、山のロッジか、海が見える家がいい」と決め、いろんな候補地を巡られたそう。「和歌山県や香川県の小豆島。どこを訪れても、移住のネックになったのは仕事でした。」と当時を振り返る上西さん。どこの地域も病院の数が少なく、前職同様の病院勤務の仕事を見つけるのは難しいと感じていたそうです。そんな時、暮らすさきのホームページで「須崎市を知るツアー」の開催を知り、参加されたことが、須崎市への移住を決める大きなポイントになったそうです。
「安和地区に海の見える家が売りにでていて、周辺の雰囲気もとても気に入ったので、購入し移住を決めました。」
現在、平日は四万十市の病院に勤務し、週末は安和の自宅という二重生活をされている上西さん。
「流木を拾ってきて作品を作ったり、インドアな趣味を満喫していますが、もっとアウトドアな遊びもしてみたい。安和の海はとても穏やかなので、シーカヤックにも最適なんです。」と教えてくれました。最後にこんな一言をいただきました。
「仕事柄、須崎市を含む高知県の課題は医療だと感じています。医療の情報を充実させることが、移住者の安心につながり、もっと移住者がふえると思います。」
(取材:2017年1月)