
須崎市の農業は、温暖な気候と栽培技術を活かした施設園芸(ミョウガやきゅうり)や海岸傾斜地での果樹の栽培が盛んです。特に施設園芸においては、古くからキュウリの栽培が盛んで、最近ではミョウガの栽培が主力となっており、全国一の販売額を誇っています。
農家数 | 1,234戸 |
就農者数 | 2,878人 |
耕地面積 | 865ha |
耕作放棄地 | 146ha |
須崎市の漁業は大きく分けて湾を利用した海面養殖と、定置網・釣り・はえ縄漁などの近海漁業の2つに分けることができます。
須崎の市場には近隣海域にはない豊富な魚種の水揚げがあり、地元をはじめ、近隣地域の豊かで健康的な食文化を支える重要な役割を果たしています。
須崎の市場には近隣海域にはない豊富な魚種の水揚げがあり、地元をはじめ、近隣地域の豊かで健康的な食文化を支える重要な役割を果たしています。
漁業者数 | 666人 |
漁港数 | 8港 |
漁船隻数 | 720隻 |
(2010年 海面漁業生産統計調査)
近海まぐろはえ縄 | 2,178t |
小型定置網 | 251t |
船びき網 | 432t |
ひき網釣 | 98t |
(2008年 漁業センサス)
須崎市の林野面積は10,199haあり、市の面積の75%にあたります。優良な人工林が形成されている林野では、須崎地区森林組合が中心となり間伐・森林整備を積極的に実施しています。
林業経営体数 | 60経営体 |
林家数 | 770戸 |
(2010年 世界農林業センサス)
須崎市の卸・小売店数は464店(飲食店を除く)、従業者数2,343人であり、1店当たり従業者数は5.0人で、小規模の事業所が多くなってきています。(平成19年商業統計調査)
近年、国道沿いなどには大型店などの出店があり商圏は拡大していますが、従来の市街地商店街では買い物客の減少が危惧されており、地元商店街を中心に賑わい作りのイベントを行うなど魅力あるまちづくりを行っています。
須崎市の工業は、資源を活用し、昭和11年に操業を開始した白石工業(石灰工業)や製材業、それに古くからの技術的特性を持った打刃物・木工業の軽工業を中心として発展してきました。近年では市の誘致活動により住友大阪セメント株式会社、日鉄鉱業株式会社、エムセテック株式会社などの企業があり、須崎市の雇用の重要な役割を果たしています。