「高知で農業をやる」と兵庫県から須崎市に移住された髙木さんご夫妻。ご主人の健一郎さんは、もともと長崎出身の方で、神戸市でIT関連の会社で仕事をされていたそうです。

 

「高知県の施設園芸は、全国的に見てかなり高いレベル」とおっしゃる健一郎さんに、なぜ、須崎市に移住したのかを聞くと、「我が家には犬が2匹います。犬と暮らせる家を探したら須崎市にあったって感じです。最初は、四万十町やお隣の中土佐町を考えたのですが、犬と一緒に住める賃貸の空き家がなくて…。今の家も、探すときに犬を連れて行き、不動産屋さんに頼み込んで犬と同居を認めてもらいました。熱意と誠意ですね。」と教えてくださいました。

 

―――実際に須崎に住んでみて、どんな風に感じていますか?
 
「今の家がある須崎地区は田舎なのに自転車で生活でき便利な場所だと思います。JR須崎駅、郵便局、スーパー、そして喫茶店。先日、妻の弟夫婦が遊びに来た時も、田舎じゃないね~って言ってましたから。ほどよい田舎。高知市と違ってお金をあまり使わなくても住める場所ですね。もうすぐ農業で独立するつもりですが、JAさんも頼りがいがあるし、そんなに不安はありません。」

 

―――移住を考えている方にアドバイスは?
 
「僕も思い立ったら即行動という性格ですが、やはり下調べは十分にして下さい。ある程度の蓄えも必要です。思ったよりお金は大切ですね。あとは、必ず何度か現地には足を運ぶ事。心配ごとは先輩移住者に質問をすること。須崎には暮らすさきがあるので、いろいろ頼っていいと思いますよ。」
 
(取材:2017年2月)