「マレーシア、インドネシア、タイ、カナダにオーストラリア、北海道、小豆島…。2人でいろんなところを転々としましたよ。」須崎市観光協会で体験旅行のインストラクターとして活動されている神奈川県出身の鈴木さんがパートナーの若葉さんと『住みたいところ探しツアー』に出発したのが十年前のこと。「二人でいろいろな場所に滞在したんですが、カナダでシーカヤックの魅力に取り憑かれちゃったんです(笑)。それからは、どうしてもシーカヤックのガイドの仕事がしたくて日本に戻り、小豆島や小樽でシーカヤックガイドの勉強を積みました。」

 

そんな二人が、日本各地を巡りシーカヤックに最適な場所として須崎にたどり着いたのが丁度一年前でした。「須崎の横浪三里はまだ、原生林が残り、カヤックを漕いでいても景色も最高なんですよね。道や施設が目につかないんです。沖縄なども素敵な場所はあるんですが、どこも観光化されていて、須崎ほど、ゆったりとカヤックを満喫できないんですよね。」

 

―――須崎の人の印象は?
 
「須崎の人は元気で人間らしいというか、笑顔がとても素敵な人が多いです。僕たちいろいろな場所に行きましたが、須崎の人は、バリの人に似ているんです(笑)明るく、優しい。例えば、普通カヤッカーと、地元の漁師の人はあまり仲が良くないんですよね、テリトリーの問題などで…。でも、須崎の漁港はとてもフレンドリーなんです。そんなところもバリの人に良く似てるんでしょうね(笑)」と、須崎びいきのお二人。

 

―――須崎で困った事は?
 
「飲み会が多い!(笑)二日酔いにならないように日々気をつけてるんですよね(笑)。でも、魚もおいしいし、今は魚をうまくさばけるようになりたいと思ってるんです。」

 

―――将来の展望は?
 
「移住してほぼ一年、仕事のかたわら、どの季節がカヤックに適しているかなど、フィールドの下見をしていました。それもめどがついたんで近々、横浪にお客さんを呼んでカヤックの案内をしようと考えています。そのために二人でコツコツとホームページを作成中なんです。(2012年5月、ついにオープン!詳しくは下段のRemoRemoKayaksで)これからは、カヤックのインストラクターという立場を通して須崎の自然をいろんな人に紹介出来ればと思います。」

 

シーカヤックは、誰でも自然が満喫できるスポーツと話す鈴木さん。あなたも一度、鈴木さんの案内で須崎のシーカヤックを楽しんでみては?

 

※鈴木さんが企画・開催するシーカヤックアドベンチャー!RemoRemoKayaks(レモレモカヤックス)
 
(取材:2012年4月)