2060年の須崎

 
おはようございます!
事務局長の大崎です(^○^)
昨日は四万十市にチャレンジショップの視察に行ってきました!
帰りには話題(?)のカヌレのお店にも寄れて、大満足の視察でした(笑)
視察の様子は一緒に行ったスタッフ井上がブログで報告予定です!ぜひご覧ください♪
 
さて、先週末もなんだかワタワタと過ぎ去った印象ですが、14日土曜日は、バレンタインデーにも関わらず、須崎市ではこんなシンポジウムが!
 
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バレンタインデーにも関わらず(←しつこいw)、多くの参加があり、盛況でした。
 
このシンポジウムは、昨年11月に策定された「須崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を踏まえて、”すさきをこれからどう変える?~23,000人の幸せな未来を描く”をテーマに2060年の須崎市について語り合うシンポジウムでした。
 
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第1部の基調講演では高知大学副学長の受田浩之先生による「2060年の須崎市をどう描くか」というお話。国の動きと地方の動き、人口を増加させるとは、について、とっても興味深いお話がたくさん聞けました。
 
なにより、やっぱ先生。お話の仕方が上手いですね。惹き込まれるような軽快なトークに会場もしばし笑いが起きたりと会場全体をもう丸め込んでいる雰囲気で、参加者の方々が真剣に聞いている感じもすごく伝わってきました。
 
第2部では、須崎市の中・高校生によるテーマ発表。「中・高生が考える2060年の須崎市」というテーマで、現状の須崎市の課題やこうなったらいいなという希望、そして、今の自分たちに出来ることなどの発表がありました。
 
どの生徒も素晴らしい発表でしたが、「須崎にイオンが欲しい」という発表もあれば「今ある自然を大事にしていく」という発表があったときは、この考え方の違いはどういったところで変わってくるんだろう?親の教育?育ってきた環境?学校での地域活動参加?住んでる場所?といろいろ考えさせられたことでした。
 
それぞれの学校によって特色もすごく出ていて、とっても良い発表で、最後、須崎の中学生が須崎を元気にするために作った「すさきがすきさ」を歌って踊った時には会場も一気に和やかムードになり、人前でも堂々と元気に踊る子どもたちにムネアツになったのでした。
 
そして、テーマ発表に引き続き、「須崎市創生を新たな視点で考える」というテーマでパネルディスカッションが行われました。
 
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我らが丸共女将の竹中さんや、有名ブロガーの佐々木さんも登壇され、なんだか誇らしく感じました。
 
パネルディスカッションでは、受田先生による大学の視点でみた地方創生や、あの”釣りバカ日誌”のモデルとなった黒笹さんによるシニア移住者からみた移住や須崎市の未来、地域住民代表として登壇した竹中さんからは地域活動を通しての須崎、子育て世代代表として登壇した佐々木さんからは須崎市の子育て支援に関する状況の紹介や提言などがありました。
 
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それぞれのパネリストさんが自分の立場で須崎をとらえて、「そうそう、私も思う」と共感できることばかりで、とても面白かったです。
暮らすさき自身、移住支援団体としてこれまで多くの事業をやってきて、「人口増」というよりは「減少率をゆるやかに」という合言葉でやってきました。
 
シンポジウムでも、これから人口を増加させるのは無理、これをいかにゆるやかな減少にさせて45年後の2060年に17,000人の人口にしようという話が出ました。暮らすさきとしてもその目標に向けて社会増を目指して行こうと考えてはいるのですが、自然増減に関してはなんだかプレッシャーしかありません。。。
 
2060年の合計特殊出生率が2.48を目標に設定されていることは、シンポジウムでも受田先生が全国でも一番ぐらいに高いのではないかと言ってました。段階的に上昇することを設定しているとはいえ、本当に高い数値だと思います。45年後、自分たちの子や孫世代がその数値を少しでもクリアするためには多分、今の自分たちが産み育てなければなりません。
 
これを未婚の男女や欲しくても子どもが出来ない夫婦はどう考えればいいのか。独身高齢者や結婚をあきらめている人はどう思うのか、産み育てられる人だけが頑張らないといけないのか。なんだか思うことはたくさんです。
 
もちろん、須崎市の人口がただただ減っていくのをぼーっと見て過ごすのはダメだと思いますが、数値を押し付けるのではなく、その裏側、雇用や生活の保障、出産や子育て支援がなければ到底つながってはいかないんじゃないかなと今回のシンポジウムに参加し、改めて思ったことでした。
 
そして感じたことは、それをみんなわかってるってこと。住民も行政も企業も。「そりゃー、そうなれば良いわよ」って思う人はたくさんいます。それでいいんだと思います。「そうなれば良い→じゃあ私はこうしよう」って繋がっていくことが本当の理想。
 
一人ひとりが考えないと、きっとこの「創生総合戦略」は生きてこないと思います。ぜひ、この機会に皆さん目を通してみてください。そして、意見してみてください。
 
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「こんな生活苦しいのに無理だよ」とか「こんなに産めないよ」「だったら生活や雇用、支援策を充実させてよ」なんて意見もっともっとしてみてもいいと思います。
逆に「私頑張ります」とか「出会いの場がもっと欲しいです」とか「こういう支援が欲しい」とか想いや希望をぶつけるのもアリだと思います。
 
私自身も実はこの創生総合戦略の策定に関わっている人間。いかに若い人に知ってもらって、少しでも頭の片隅に入れて置いていただければと思うのです。なので、今日はちょっと真面目に書いてみました☆
 
意見書の募集は2月末まで!
ぜひ、よろしくお願いします!!→須崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略意見募集
 
あ、最後に。
このシンポジウムでは尾崎知事の挨拶(振興官による代読でしたが)やパネリストの佐々木さん、筒井副市長などが暮らすさきのことを紹介というか、頑張っていると言ってくれ、本当に本当にうれしかったです。やってて良かった~ってこういうことかなと(笑)
 
皆さんが出してくれた名に恥じぬよう、これからも移住+地域活性化に向けていろんな取り組みをしていければいいなと思います!!ので、皆さま、ご支援ご協力を益々よろしくお願いいたします!!(笑)