今回は、大間西町にある「ほきもと接骨院」の甫木元 風也(ほきもと　ふうや)さんにお話をお伺いしました。
 

 
●しんどい、痛い、だるさ、日々の疲れ、を癒やせる場
ほきもと接骨院は2019年9月14日に新しく開院した接骨院で、「お客様と対話しながら改善を目指す」というコンセプトで運営されています。
どのような施術が受けられるのでしょうか？
「接骨院の中には電気治療だけで終わってしまうところもありますが、当院では手技をなるべく多くし、しっかりお客様と話して改善できるように施術をしています。施術は、保険治療であれば大体30分ほどです。手技以外にも骨折や関節の腫れ、スポーツ外傷や捻挫にもよく効く超音波の機械や、眼精疲労に効く機械、運動せずに筋肉をつけられるEMSトレーニングなどがあります。EMSトレーニングというのは機能回復に効果的で、膝が痛くて歩けない方が動かなくてもトレーニングができるものです。」
 

 
保険内治療もされているとのことで、その範囲についても伺いました！
「肩こりや腰痛などの慢性的なものは保険適応ではありませんが、日々の生活をしている中でこんなことして痛めたなどの理由があれば保険が使える場合もあります。保険が適用かどうかは線引きが難しいところでもあるので、診察時間内に電話でお気軽に相談してくださいね！」
 
●人と人との繋がりが多い須崎市
甫木元さんは埼玉県出身。柔道整復師としての資格を取得し、東京で勤務したのちに祖父母のいる高知に3年ほど前に移住。県内の接骨院で柔道整復師として勤務をされていましたが、なぜ須崎で開業をされたのでしょう？
「須崎に来たきっかけは、兄の紹介で鯛マルシェの打ち上げに参加させてもらい、いろんな人に『頑張ってね』と声をかけていただいたことや、須崎の人が親身になってくれたことがありました。高知市内でも開業できる店舗を探してはいたんですが、繋がりのない土地でやっていくにあたって、人と人との繋がりがあった方がいいと感じました。あと、須崎の人の親切さ、須崎の人達のネットワークや繋がりが良く、そういう中に入れたらいいなと思ったのも大きな要因ですね。」
 
●柔道整復師ってどういう資格？
あまり聞きなじみのない「柔道整復師」という資格。どういうものなのでしょうか？？
「柔道整復師は国家資格になります。接骨院は柔道整復師の資格がないと開けません。柔道整復師になるには専門学校か大学に行って資格を取ることができますが、高知にはないので県外に行って取る方が多いようです。柔道整復師の由来は、競技の「柔道」から来ており、柔道の技を応用した【整復法】というものを使って整復しているので『柔道整復師』と呼ばれています。柔道という競技は骨折・脱臼というケガが多く、昔は柔道場の隣に必ずといっていいほど接骨院があり【骨接ぎ】と言われていたりもしました。柔道と名前がつくので柔道をやっている人・経験している人がしていると思われがちですが、今は柔道をやってない人も柔道整復師になる方が多いです。柔道整復師は整復や応急処置はできますが、医師のように骨折や脱臼といった診断はできないので、病院で診断していただき、そのあと当院にお越しいただければ症状にあった治療をさせていただきます。」
 
なぜ柔道整復師を志したんですか？？
「昔サッカーをやっていて、当時お世話になっていた接骨院の先生がものすごく楽しそうに仕事をしていたのを見て『楽しそうだな。この仕事やってみたいな！』と興味を持ったことがきっかけです。それからは、その人のもとでアルバイトを始め高校3年生からこの仕事に携わっています。」
 
●「ありがとう」の一言
長年携わっているこの仕事のやりがい、今後挑戦したいことはどのようなことなのでしょうか？
「痛いのが取れたありがとう！」「これで仕事がんばれるわ！これがあるから仕事無茶できる」など、頼ってくれた時にやりがいを感じます。今後は、例えばですがマラソン大会の補助でメンテナンスに行ったりなど、ここに来てもらうだけではなく、ここから飛び出してイベントに参加している人への施術など出来たら面白いなと考えています。」
 
●この道を志している人に向けて一言
最後に、同じ道を目指す方へメッセージをいただきました！
 

 
「整形外科や病院みたいに命を救ったりはできませんが、日常生活で普通に暮らせるということがものすごく幸せなことだと思いますし、“普通に暮らせること”を提供できるというのもこの仕事のやりがいの一つです。接骨院の数も増えたので競争率も高くしんどさももちろんありますが、やればやるだけ感謝されますし、この仕事でしか得られないやりがいがあります。この仕事は、自分が追求すればするほど勉強にもなり、ここをしたら絶対に治るなどの正解がない仕事なので、毎回考えながら施術するのは飽きないし面白いので、ぜひ頑張ってください。」
 
ご協力いただきありがとうございました。
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