須崎市で農業資材を取り扱っている、『株式会社丸昇農材』を尋ねました。
開業当時から地元密着の企業として地域の農業発展に貢献しています。
 
丸昇農材さんは昭和25年、当時は『丸昇鉄工』という名前で開業されました。
その当時から、須崎には農家の方がたくさんいたそうで、焼土機やトラクターの耕運爪など地元の農業に携わることも多かったそうです。
昭和32年、久保田鉄工株式会社(現:株式会社クボタ)の特約店となり、『丸昇農機』に社名を変更、49年には園芸用潅水設備の設計・施工を開始、その後園芸用ビニールハウスの販売も始めました。
平成7年に現在の「株式会社 丸昇農材」に社名を変更し、今現在も自社でハウスや自動潅水システムを開発・販売を行っています。
 
こちらが丸昇農材さんが開発されたビニールハウス「38ハウス(さんぱちハウス)」です。
 

 
 
施設園芸を中心に事業展開をしているそうで、メインユーザーは専業農家の方々。
近年、栽培施設や設備は高額・大型化により、専門的な知識やスキルが求められるようになってきているそうです。
農家さんや地域によってやり方も違ってくるとのこと。
要望に合わせたもの「オーダーメイド品」を丸昇農材さんは作っています。
その他にも要望に応じて商品の提案もしているそうです。
 
水耕栽培の設備も施工しています。
 

 
(詳しくは、【丸昇農材】ホームページをご覧ください!)
 
 
丸昇農材さんのお仕事について伺いました。
まず「営業」。
営業の方は農家さんの所に伺ったり、機械のメンテナンス・ハウス等の見積作成、受注になれば施工管理も営業の方のお仕事だそうです。
「日々の繋がりから完成まで、営業が一貫してやれる体制を取っているのが会社の大きな特徴です」とお話ししてくれました。
機械のメンテナンスをやっている会社はあまりないようで、そこまでやっているということも大きな強みだそうです。
 
次に営業を支えているのが「事務」と「工場」。
事務の方は、部材を揃えて適切なタイミングで持って行けるように荷造りをしたり、発注し商品を揃えたり、できた後の請求書送付作業など多岐にわたってやっているそうです。
工場の方は、部品等の加工や組み立て、工場の機械のメンテナンス作業も行っているそうです。
自社開発の「自動潅水システム(アクアマイスター)」の組み立てや配達、自社開発のビニールハウスの部品加工も工場の方のお仕事です。
 
 
工場を少し見学させていただきました!
 

 
 
工場内にはハウスで使われる鉄パイプがたくさん置いてました。
こちらの工場で鉄パイプを切って曲げているそうです。
 

 
 
穴をあける作業もやっていたので撮影させていただきました。
 

 
「丸昇鉄工の時代があったからこそ、ハウスの設計・施工もでき、丸昇農機の時代もあったからこそ農機具を扱っていたので機械にも強いんです。」とお話しをしてくれました。
 
 
丸昇農材さんでは細かい部品も販売しています。
 

 

 

 
 
主に専業農家さんが買いに来ているそうですが、それ以外にも家庭菜園用のハウスも販売をしているので、その方も買いに来ているのだとか。
家庭菜園用のハウスも自分で組み立てるものから、工事の方に施工してもらえるものまで、予算に応じて大きさも相談できるそうです。
 
「これまで、オーダーメイドで対応してきた成果があるから、高知県内の色々なところから問い合わせをいただきます。農家さんをサポートするべく、日々新しい技術に目を向け精進しています。」
 
 
お忙しい中対応してくださり、ありがとうございました!
 
 
丸昇農材さんでは現在、従業員の方を募集しています。
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【株式会社 丸昇農材】