今回は 松浦木材株式会社 を取材!
専務の【谷口 甲さん】にお話しを伺いました!
 
●松浦木材株式会社はどんな企業?
松浦木材株式会社は須崎港にある【須崎木材工業団地(通称:木材団地)】の中に事務所があります。

 
昭和36年、初代取締役社長 松浦千尋さん が梱包製材工場として創業されました。
昭和40年には須崎港が【重要港湾(海上運送網の拠点)】に指定され、高知県内には須崎を含め3か所設置されています。(高知港・宿毛港)
昭和43年頃からニュージーランドにある『タウランガ港』から木材輸入が始まると、平成2年には原木取引量が当初の100倍以上、約32万㎡にまで増加し、翌年に須崎港とタウランガ港は『姉妹港』として締結されました。
須崎木材工業団地とともに成長してきた会社が 松浦木材株式会社 です。
 
●どんな仕事をしているの?
従業員の方は、ニュージーランドから輸入されてきた『ラジアーターパイン』という樹種の木材を製材する作業が主な仕事。
このラジアーターパインは丸太のまま1か月半に1度、須崎港に入港してきます。
ラジアーターパインは大きなものを輸出する際の梱包材などに使用されている木材で、住宅用資材ではありません。
丸太で輸入されてきた木材は、大きな機械を使って板状に製材され、防カビ処理・熱処理を行ったあと天然乾燥をさせてから国内の取引業者へ出荷されていきます。



 
●未経験者でも大丈夫!
大きな機械を使用したりするということで、必要な資格もいろいろとありそう…と思いましたが、そうではないようです!
「木材を並べる作業など一部力が必要になってくる仕事ではありますが、未経験者の方でも専門的な知識は一から教えていきますので、安心して働いていただけます。また、『フォークリフト』や『玉掛』なども仕事で使用しますが、入社後に取得制度もありますのでどなたでも安心して働いていただけます。」
 
●こんな人におすすめ!
どのような方がこの仕事に向いているのか、ずばり聞いてみました!
「作業自体が自分で黙々と進めていくものになるので、コミュニケーションスキルはあまり必要ではありません。接客が苦手という方や単純作業が好きな方に適していると思います。仕事柄男性率は高いですが、若い女性も現場で働かれているので老若男女問わず従事していただけます。機械系に強い方やいじったりするのが好きな方も楽しめると思いますよ!」
 
───年齢制限などはありますか?
「年齢制限は設けていません。定年退職はありますが、定年退職後も再雇用制度や延長雇用もしています。一般企業であれば定年退職後の給料は下がりますが、当社は下がりません。高齢の方でも続けて働きたいという方も多いため、定年退職の年齢以降でも働いていただけますよ。」
 
───会社の雰囲気はどのような感じでしょうか?
「現在、30~40代の方を中心に60代までと幅広い年齢層の方が働いています。従業員は須崎出身の方も多く、幅広い年齢層ではありますが、年齢関係なく話をしている人が多いです。海も近いということで釣り好きの方も多く、釣りの話なんかもしているみたいです。私たちの仕事は現場ありきの仕事なので持ち帰りなんかもありませんし、比較的定時で上がれるのでアフター5を充実できている方が多い印象です。」
 
●力仕事だけど女性も働いています!
───松浦木材さんでの仕事の大変な部分はどういったところでしょうか?
「機械作業の部分があり危険を伴うほか、製材後の板を並べる作業などは手作業でしかできないため力仕事になります。板1枚が2mくらいあり、水分を含んでいると見た目より重さがあるので、最初は体力的なところで苦労されている方が多いですね。板を並べる作業はペアでやっていますが、屈伸運動があるのでなれるまで1週間くらいはかかるかもしれません。ですが、現場の女性従業員は男性と同じように働いていらっしゃるので、女性でも自ずと体力は付きますし、前向きに考えるとジム替わりにもなります(笑) 最近はUターンされてきた60代の方も入社しました。夏場はしんどそうではありましたが、今も一緒に働いています。」

 
●ワークライフバランスが取れるのは日々のモチベーション向上にも!
───このお仕事のやりがいはどんなところでしょうか?
「この仕事は普通の仕事とは違い、お客様の顔が見られる仕事ではないのでやりがいを見出せるのは難しいかもしれません。ですが、残業もほとんどありませんし持ち帰りの仕事はないので、仕事のオン・オフはしっかりありますしワークライフバランスが取れるのは日々のモチベーションにもなるかなと思います。」
 
●実はグローバルな仕事の一端を担っています!
───会社の自慢を教えてください!
「お客様の顔を直接見ることができない仕事ですが、私たちが取り扱っているこのラジアーターパインを原木のまま輸入しているのは現在全国で須崎と広島の2か所しかなく、とても特殊な仕事です。高知県内にもたくさんの製材所がありますが、国産材をメインとした企業がほとんどです。視座を変え全体で考えると、海外から輸入して製材し、国内で製造した大型機械や建機を弊社の製品で梱包して、また海外に輸出するという須崎の中では珍しいグローバルな仕事の一端を担っています。さらにニュージーランドのラジアーターパインという樹種は100%植林されており、地球環境に非常に優しい木材であると世界的に認められています。そこが弊社の自慢です!」
 
●お客様の顔が見える事業にも挑戦!
───これからどんなことに挑戦していきたいですか?
「新しいことに挑戦していくには難しい業種なので『今をどう持続していくのか』を考え、できる範囲のことをしています。主な事業はお客様の顔が見えないので、お客様の顔が見える何かができないかと考えたのが【まつまき】です。製材をしているとどうしても端材となってしまう部分が出てきてしまいますが、これを『スウェーデントーチ』というキャンプ用品として商品化しました。ほかにもラジアーターパインを『薪』として使っていただけるようにし、スウェーデントーチと併せてアウトドアが好きな方にご購入いただいています。販売はネット通販や松浦木材にて直売していますので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください!」


 
●子どもにもいい体験ができる環境
今回お話を伺った谷口さんは須崎市出身ですが、奥様は高知市出身。10年ほど東京に住んでいたそうですが高知に戻り、結婚を機に須崎市へ。Uターンして14年を迎えるそうです。
谷口さんに須崎のいい所を聞いてみました!
「食べ物が美味しいところですね。それと家族で釣りが好きなので、そういいったアクティビティにもすぐに行けるというところも魅力です。都会に住んでいたら気軽にはできません。須崎だと海に泳ぎに行くのも近いですし、子どもたちは外で遊ぶのも好きなので家族でよく出かけています。新荘川も近いのでBBQなどをして楽しんだりしていますが、海に行き始めると川の方が寒くて(笑) 子どもたちは平気で遊んでいますが、大人は海の方が温かいですね(笑) こういったアクティビティは子どもにもいい体験になるので、これからもっとファミリー層の人が増えていってくれたら嬉しいですね。」
 
●気軽にお問合せください!
───最後にメッセージをお願いします!
「地元の人が多い職場ではありますが、Uターンで帰ってくる人も多い職場です。『雰囲気を知りたいな』という方は会社見学も可能です。遠方の方はオンラインでも対応をさせていただきますのでお気軽にご相談ください。Uターンを考えていらっしゃる方もぜひお待ちしています!」
 
お忙しい中ご協力ありがとうございました!
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