『花子ファーム』として取材をさせていただいたのが2017年。
あれから6年が経過し、さらに発展された『株式会社ひなた』を取材してきました!
 
●『株式会社ひなた』はどういった会社?
株式会社ひなたは、高知県の地場野菜の全国発送が主な事業内容。
地域の高齢者や小規模農家からの仕入れを優先し、生産者の生活に活力を与えると共に地域を豊かにすることを企業理念に掲げ、県産野菜の地産外商に精力的に取り組んでいる会社です。
 
株式会社ひなたでは、20代~60代までの幅広い年齢層の方が働かれており、パートを含め現在10名のスタッフが従事されています。
浦ノ内の本社では野菜の発送に関わる作業が主な仕事なので、フレッシュ野菜を選定し、箱に詰めたものを全国の顧客へ発送しています。
その他にも、県外の飲食店向けにフレッシュ野菜以外に『カット野菜』の発送もされているそうです。

 
●土佐市で産直市をオープン!
今年の6月から、土佐市内の『ドラゴン広場』に産直市場のお店をオープン!

 
オープンすることになった経緯について伺いました。
「2月頃に産直市場を運営されている方が撤退するという話を私たちも耳にしていました。『誰かやる人が居らんかねぇ…』と土佐市の商工会や市役所にも声を掛けていたそうなんですが、手を挙げる人が居なかったそうです。私自身もたまにプライベートでこのドラゴン広場で買い物をしていて、私の会社が野菜を取り扱っているということを知っていた方から声が掛かりました。出店場所が土佐市なので須崎から通わないといけないし、自身の会社の業務も日々忙しく、声を掛けられた当初は迷いがありました。ただ、野菜などを作っている人たちの販売先は必要ですし、その生産者が持って行く先がないということは一番いけないことなので、野菜を取り扱っている会社として、そこを何とかしてあげたいという気持ちが強かったので、出店のお話を引き受けることにしました。ドラゴン広場周辺の生産者のため、また作ったものが売れるとなったらご年配の生産者の生きがいにもなりますしね。」
 
この産直市場では、『お菓子の量り売り』もやっているほか、地域の特産品も扱われています!

 
地元の生産者さんが育てた新鮮な野菜が手に入るのはもちろん、綺麗な花や手作りのお惣菜・お弁当があるのも産直市場ならでは!


 
産直市場は手に取って選べるのも楽しさの一つですが、『お菓子の量り売り』があるので小さなお子さま連れで買い物に行っても楽しいですね♪

 
●直接お客様の声が届く
社長の竹村浩司さんにこの仕事のやりがいについて伺いました!
「個人の方へ配送をしているということもあり、直接お客様の声が届くというところでしょうか。お客様へ届けた野菜について『美味しいです!』『野菜を楽しみにしています。』といったメールが届くのですが、そういった声が本当に多く、やりがいに繋がっています。」
 
その反面、大変なところはありますか?
「農家さんから野菜を集荷してくる作業が意外と大変です。私たち自身も野菜を作ってはいますが、なかなか普段の業務が忙しいため半年サイクルで1品目を作るのがやっとです。昨年は『オクラ』と『菜花』を栽培し、お客様へ届けたりもしました。新鮮な野菜の品揃えを良くすることや、季節ごとの旬な野菜を入れることを大切にしているので、それが結構大変です。」
 
●地場野菜を県外へ
最後に、今度の挑戦について聞いてみました!
「高知県の地場野菜を県外にどんどん出していきたいと思っています。高知県内には魅力的な農産品が本当に多いので、その魅力を県外に発信出来たらなと思います。ただ、現在は発信業務まで手が回っていないので、SNSを使っている若い従業員の方が入ってくれたら、SNSを活用して地場野菜のPR活動などもしていきたいですね。」
 
お忙しいところ、ご対応いただきありがとうございました!
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