今回は「保健師という仕事」について、須崎市役所健康推進課 健康推進第1係長の保健師、西本美公子(にしもと みきこ)さんにお話しをお伺いしました。
 
●健康推進課はこんなことしてます!
西本さんが在籍している健康推進課は「市民の健康づくり全般」に関わっている課です。
母子手帳の発行や予防接種・健診の案内、不妊治療の相談・助成申請、その他にも離乳食の講習会や歯科指導、健診を受けてもらうための受診勧奨、災害時の救護所運営の訓練など業務内容は多岐に渡ります。
「健康というのは、体の健康だけでなく、社会的にも健康じゃないと『健康ではない』と言われています。」と西本さん。
社会的というのは『お金がない、食べ物がない、家族や周りの人の支援が受けられない』という部分だそうです。
「健康推進課の担当ではない相談が来ることもありますが、その場合は担当課に引き継ぎながら相談していただいた市民の方の生活が困らないような手立てを考えています。困っている家庭を支援しようと知恵を出し合ってくれる職員が多く揃っており、『連携が他の市町村より取れている』と医療機関から言っていただくことも多いです。一緒に考える体制は整っていますので、市民の方はお気軽にご相談ください。」
 
●保健師ってどんな仕事をしているの?
【保健師】という仕事は健康に関する仕事を主にしており、特徴的な業務では病気を予防するための活動をしています。
「乳幼児健診や特定健診、がん健診などを行い、その結果を市民の方に分かりやすく説明して検査結果を返却するのも保健師の大切な業務です。また健診結果で病気の恐れがある方に対しては、食事や運動、休養の取り方、睡眠の仕方などにおいての健康づくりに関してのアドバイスや、こうするとカラダが元気に保てますよ、というご提案など、健康になるようなサポートを行っています。その他にも、ほぼ毎日いろんな家庭の訪問もしています。赤ちゃんや妊婦さん、障がいのある方や高齢者のいるご自宅に保育士、助産師や障がいの方の支援をしているケアマネージャーと一緒に訪問し、その人たちがより良く須崎で暮らしていってもらうために連携しながら仕事をしており、切れ目のない連続性のある支援を須崎市は行っています。」
 
今回取材した日はちょうど乳児健診が行われていたので見学もさせていただきました!
健診には市内・市外から小児科の先生が来てくださるので、子どもの成長状態をしっかりと診ていただくことができます。
 

 

 
その他にも、離乳食についてや歯磨きについて、災害時の備えについてのお話を資料や現物を使いながら、保健師さん、栄養士さん、歯科衛生士さんが分かりやすく説明をされていました。
 

 

 

(缶に入った『液体ミルク』と『粉ミルク』の試飲)
 
須崎市が行っている子どもの健診は、生後4か月、1歳6か月、3歳の時期に、保健福祉センターで実施しています。3歳児健診では、視力検査にSVS(スポットビジョンスクリーナー)という機械を今年度から導入し、目が悪かった子どもをこれまで以上に見つけることができ、早くから治療を開始できる子どもが増えました。
「少しずつ新しいものを取り入れながら、市民の方の健康づくりに役立つようなことを行っていきたいと思います。」
 
仕事での大変な面についてもお伺いしました。
「人とのかかわりがメインの仕事ではあるので、難しい相談があるときは大変です。民間の仕事とは少し違い、地域の方と繋がっていかなければならない仕事なので、たとえ拒否をされても関わっていかなければなりません。市民の人である以上、困っているという声を聞いたら必ず行って、きちんと支援をしていかなければならない仕事です。でも、市民の方に助けられることも多い仕事です。落ち込まされるのも『人』ですが、喜ばせてくれるのも『人』なんです。喜んでくれる方もいるので、やりがいのある仕事でもあります。」
 
●保健師の不足
2019年8月現在、須崎市役所では2名の保健師を募集しています。
保健師という職業は募集してもなかなか人が集まりにくい職種であり、保健師を全国で募集しても特に田舎の方には来ていただくことが難しい状況が続いています。
また、保健師になるためには看護学校卒業(看護師国家資格取得)と、保健師養成課程の大学、短期大学や養成所に通い、保健師国家資格の取得が必要となります。西本さんが学んでいた当時と比べると、実習先の確保も難しく、現在は保健師の専攻課程へ行ける人数も少なくなっているそうです。尚且つ、都市圏のほうが給料も多く、看護師として活躍されている方が増えているということもあり、なかなか高知県で仕事をしていただける方が少なくなってきているのが現状だそうです。
 
今回取材を受けていただいた西本さんは平成12年に大阪から須崎市へUターンされてきました。
進学した大学は保健師の資格も取れる大学で、全員が保健師資格を取得し卒業。
看護師としてお勤めをされていた西本さんですが、実習先で素敵な保健師さんと出会い「今後、こういう仕事もできたらいいな」と思っていたそうで、Uターンのタイミングでちょうど保健師の求人が出ており、応募して保健師となりました。
「都会は専門職に就くのは狭き門ですが、逆に田舎に帰ってきた方が門戸がすごく広がってくると私自身も実感しました。私のようにUターンを考えている方がいたら嬉しいので、皆さん帰ってきてください!」
 
●こんな人募集してます!
求めている人材についてもお伺いしました。
「地域の方と接する仕事ですので、人が好きな方、人と関わるのが好きな方、地域の人と繋がって仕事がしたいという思いがある人で、保健師資格を持っていればぜひ応募していただきたいです!また、他の市町村には男性保健師の方もいらっしゃるのですが、須崎市には在籍していません。母子関係の仕事だけではありませんので、男性でも保健師資格をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募ください!」
 
●一緒に育ちあえる環境づくりを目指しています!
最後に、保健師希望の方へメッセージをいただきました!
「須崎市では赤ちゃんから高齢者の方まで、地域分担で市民の方の健康を支える仕事をしており、幅広く地域づくりや住民主体の健康づくりが学べる職場です。若い保健師さんでも、一緒に育ちあえる環境づくりを目指していますので、さらに働きやすい場所を一緒に作っていきましょう!ご応募お待ちしています!」
 
西本さん、ありがとうございました!
保健師募集の詳細は下記ホームページをご覧ください。
【令和元年度 須崎市職員採用資格試験】