今回は国土第一警備保障 須崎営業所に取材に行ってきました!
国土第一警備保障は四万十市に本社があり、全体の社員・警備士430人ほどが働いています。須崎営業所では現在30名ほどが働いており、20代から50代の幅広い年代の方が働かれています。
国土第一警備保障 須崎営業所の笹岡和正(ささおか かずまさ)さんにお話を伺いました!
●警備の種類はさまざま!
──『警備』と聞くと、交通誘導のイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?どんなお仕事があるのか聞いてみました!
「一般的には、イベント警備や施設警備、交通誘導がみなさんイメージされるところだと思いますが、『警備』の幅は広く、身近なもので言うと空港の金属探知をする係りの方も『警備』に当たります。その他にも現金輸送車などの貴重品の運搬、核廃棄物運搬の護送、ボディーガード、保安警備(万引きGメン)なども『警備』なんですよ!」
●警備会社によって出来る仕事が違う!
──警備にもさまざまな職種があることを教えていただきました。国土第一警備保障ではどのような警備をされているか聞いてみました!
「警備には、1号から4号までの種類があり、資格を持っていないと警備に携わることができないものもあります。そのため警備会社によりできる警備の仕事が違ってきます。国土第一警備保障では1号(施設警備・巡回警備等)、2号(交通誘導・雑踏警備等)の警備を行うことができ、主な仕事は昼夜の交通誘導警備ですが、イベント警備や施設警備などもしています。」
●『警備士』という名称への想い
──国土第一警備保障のHPなどを見ると【警備士】という名称がよく見られます。警備士という名前は聞き慣れない名称ですが、【警備員】とはどのように違うのでしょうか?
「【警備士】という名称は、国土第一警備保障が独自に読んでいる名称です。警備の仕事は『誰にでもできる』『旗振り』などと呼ばれ、職業の中でもあまりいい印象を持たれづらい仕事でした。職業差別というか、いまだに警備という仕事を敬遠される方もいます。だからこそ【警備士】という名前を浸透させ、胸を張って警備をしているという意識を持ってほしいというところから、消防士に「士」がつくように【警備士】という一つのブランドとして、この仕事の地位向上を目指して【警備士】という名前を使っています。この取り組みには他の警備会社からも賛同してくれる企業が出てきました。少しずつですが【警備士】という名称が浸透していけばと思っています。第一警備保障が警備保障会社を立ち上げたのも、『警備をやっている会社でも一家の大黒柱として家庭を築いて収入を多く得られるような職業にしよう』というのが一番の始まりでした。」
●出入りの激しい業界の中でもしっかりと保証
──他の警備会社と比べて国土第一警備保障の特色はどんなところなのか伺ってみました!
「一番の違いは福利厚生です。警備業界は出入りが激しいということもあり、福利厚生や雇用保険が疎かになってしまっているところが全国的にもまだまだあります。国土第一警備保障では、働く社員であれば雇用保険・社会保険はしっかりと保証していくということや残業だいもかいしゃから現場までの時間分も給与に含むなどの給与面が整っているところ、布団と着るものさえ持ってきたらすぐに暮らせる社員寮があるというところも国土第一警備保障の特色です。」
──社員寮があるというのはとても魅力的な制度!社員寮についてもう少し詳しく教えていただきました!
「国土第一警備保障の社員寮は、お風呂とトイレは共同ですが、一人6畳の個室にベッド・電化製品は揃っているので、布団と着るものを持って来てくれたらすぐに暮らせる状態にしています。料金は電気や水道などの光熱費を含めて月2万円。8部屋整備していますが、そのうち7部屋が埋まっている状況です。今は男性だけですが以前は女性の方も入居されていました。また、社内食堂には管理栄養士、調理師の方を雇用し毎月ミーティングを行い、栄養バランスの摂れた質のいい食事を、実質600円ほどのメニューを一食300円で提供しています。この食堂は社員寮居住の方だけでなく、社員であれば誰でも利用できます。」
(管理栄養士との打ち合わせの様子)
●当たり前のことは当たり前に
──国土第一警備保障が福利厚生に力を入れられている理由には強い思いがありました。
「これからの時代、当たり前のことは当たり前にして、働く人がより働きやすい環境づくりが一番であることが大事だと思っています。会社が回っていくには、働いてくれる人がいないと広がるものも広がりません。会社が回っていけているのは、働いてくれている社員のおかげです。残業代など当たり前の所は当たり前に貰うなど、より働いきやすいような環境づくりをしていくことで、社員に還元していきたいと思っています。」
(整備士の教育にも力を入れられています)
──他の警備会社から移ってくる人も居そうですが…その辺りはどうなのでしょうか?
「それがほとんどないんです。国土第一警備保障では、仕事中はタバコを吸わないことや仕事中に私語をしないこと、着衣の汚れが酷くはないか、誘導の仕方・通行している車両の停車方法は適切であるかなど、基本的な部分はしっかりと守っていただくようにしてもらっています。そこは他の企業ではあまり厳しくないところも多いので、給料が良いということよりも楽に働きたいという方は来られても長くは続かない場合が多いですね。」
●警備士に上下関係はない!
──男女共に幅広い年齢層の方が働かれていると思いますが、上下関係などは厳しかったりしないのでしょうか?
「以前にはどうしても体育会系の“ノリ”はありましたが、今はもう時代に合わず消えていくしかない習慣です。今は警備士自体の上下関係はなく、警備士の仕事を何年やっていようが年上だろうが警備士は一律です。ただ、内勤者と警備士には上司と部下という関係はありますが、普通にお互い敬語で喋り合うという形を構築しつつあります。私たちの職場は社員同士も仲が良いですよ!」
●警備士の仕事は女性ならではの【気遣い】が活かせる仕事
──須崎営業所では現在4名、企業全体で働く女性の数は70名ほどいる国土第一警備保障。女性も働きやすい職場なのでしょうか?
「警備という仕事は男女問わず誰にでもできる仕事です。私の警備の師匠も女性でした。その師匠から男性にはないちょっとした気の使い方やしゃべり方などたくさんのことを吸収させていただきましたし、女性だから働きにくいということはありません。力を使う仕事ではないので、細かいところに気づいたり、気遣いのできる女性の方が向いているのではと思います。あとはその人のやる気や体力が続くのかという部分ですね。」
●計画通りにいかない大変さも…
──様々な現場で働かれている警備士のお仕事では、どんなところが大変なのか伺ってみました!
「仕事が不確定な部分が大変ですね。現場に出たけれど雨で工事が中止になってしまったり、現場を掘ってみると水道管やガス管などのでてきてはいけないものが出てきて工事がストップしてしまったり、発注していたものが届かなくて工事がストップしたりなど、不確定な要素が多く計画通りにはいかないというところが大変です。あと、夏は暑く冬は寒いなど季節に左右されてしまうところも辛いところですね。」
●誰かの安全を陰で支える仕事
──この仕事のやりがいや魅力について伺いました!
「道路工事の交通誘導では、普段は通れるところを止めていたりするので文句を言われることも多いです。しかし、その中でもほんと僅かではありますが『ありがとう』や『ご苦労様』と労いの言葉を頂くことが本当にうれしくやりがいに繋がっています。人が雑踏しないように誘導するイベント警備などでは、お礼を言われる回数が多くなります。自分がやっている作業が感謝される仕事であること、その人が笑顔で安全でそのまま家路につけるように安全を陰で支えられるということも、この仕事のやりがいの一つです。一般の方は、どの警備会社がやっているかなどはあまり気にしていないので、スポットが当たることが少ない仕事ではありますが、だからこそできる仕事でもあり、そこに魅力がある仕事だと思います。一人でも感謝してくれたり、分かってくれる方が少しでも居てくれるだけでも十分ですし、裏方の仕事にプライドと誇りをもって仕事をしています。」
●国土第一警備保障の切なる願い
──最後に、一言いただきました!
「国土第一警備保障は、従業員を家族の一員という感覚で会社そのものの運営を考えています。最大の夢は警備士の【地位向上】ここが一番の目標です!一家の大黒柱となって、『お父さん警備士なんですね!!』と尊敬を込めて言われるところまで持っていきたいというのが、我が社の切なる願いです。」
ご協力いただき、ありがとうございました!
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