今回は須崎で「足もみ健康法」の普及に努めている足健法(そっけんほう)指導師・橋本幸智さんを取材させていただきました!
 

 
●『足もみ健康法』って?
テレビでも紹介されたことのある『足もみ』。知っている方もいるのではないでしょうか?
現在、橋本さんが施術しているのは「折田式足もみ健康法」というもの。健康法にも「台湾式」と「欧米式」の2種類があり、橋本さんは「台湾式」をやっています。
欧米式はリラクゼーションが主で、エステサロンなどで主に施術をされていますが、リンパの流れや血流の流れを一時的に良くするものだそうです。
その反面、台湾式は芯の部分まで揉んでいくやり方で、健康や予防面に特化しており健康回復(現状を回復・改善)にも繋がるとのこと。
「足の裏には『反射区』というものがあり、細胞・内臓・器官などの部分を揉むことによって、直接的に揉んでいるという状態になります。胃の状態が悪いからといってその部分だけをやってもよくならないので、全体を内側から揉み上げ、体内の汚れを浮き上がらせ早く体外へ出してあげることで症状の改善に繋がるんですよ。」
 

 
橋本さんはこの『足もみ』ともう一つ『楽健法(らっけんほう)』という身体を踏む健康法を一緒に施術しているそうで、この2つの組み合わせはとても相乗効果があるものだとか!
病院で治療を受けている人や薬を飲んでいる人でも施術を受けることが可能で、併用することで個人差はあるそうですが、薬の必要がなくなった方もお客様の中ではいらっしゃるそうです!
 

 

 
●橋本さんと足もみの出会い
須崎で生まれ、須崎で育った橋本さんが「足もみ健康法」と出会ったのは約5年ほど前。
橋本さんご自身は、約20年ほど前に身体を悪くしてしまったそうです。
「身体が悪くなった当初、自律神経の症状が出始めたんですが、それを我慢して薬を飲みながら仕事に通っていました。ですが、仕事に通うのも辛くなってきてしまい、最後の方になるとトイレに行くのも床を這いながら行くような状態で…。なので外にも出れない、買い物にも行けない、動悸も起きるという状態で仕事もできなくなってしまいました。いろいろな病院にも通い、薬も飲んではいましたが全く改善もされず、薬の副作用を取るか症状の辛さを取るかの究極の選択状態だったんです。そんなときに香川県にいい病院があるということを知り、2か月半ほど入院して鍼治療や電気治療もやり、やっと症状も30%くらいまで緩和しました。入院して初めてこの症状の原因が『凝り』だということが判明しました。退院後は少しずつ前の生活に戻りつつありましたが、1年半ほど経過したときに、また『凝り』の症状が戻ってきてしまい、根本的な解決には繋がっていなかったということが判りました。「また入院か…。」と思っていた矢先に、姉から『足もみ』を教わったんです。俯くこともできない状態だったんですが、見よう見まねで毎日やり続け、3か月後には「どうして元気になったが!?」と言われるくらい改善しました。15年間ずっと苦しんでいたのが嘘のように元気になり、おかげで外に出て元気に買い物まで行けるようになったんです。」
 
●指導師になろうと思ったきっかけは?
「足もみのことを友達に話したりしていたんです。そしたら「そんなにいいがやったら教えてよ!」と言われたんですが、自己流でやっていたので教えるほどでもなくて(笑) なので、5~6人が集まって一緒にやるようになりました。そうこうしていると「自分でやるよりやってもらった方が気持ちいい!」と言われたんです。「やるなら勉強に行かなきゃな…でも行けるかな…」と思いながらも、通うことにしました。勉強ができるところが米子だったんですが、高速に乗るのも最初のうちは本当にしんどくて、普通なら3時間半で行けるのを6時間くらいかけて行っていました(笑) 2か月ごとに勉強会に行っていたんですが、先生に「来るたびに元気になりますね!」と言われるくらい、足もみに出会って変わっていったんだなと思いました。」
 
●足もみを利用される方の年齢層はさまざま!
指導師になられた橋本さんは、現在ご自宅で「幸せの鍵」という名前で足もみ・楽健法の施術を行っています。他にも、出張で施術もされており、主に高知市内からの依頼が多いそうですが、津野町や中土佐町、南国市、香美市、遠いところでは土佐清水市や室戸市まで行かれているそうです!
お客様は女性の方が多いそうですが、男性の方もいるとのこと。
利用者は30歳~80歳まで、年齢層はさまざま。なんと東京から帰省のたびに通われている方もいるそうです!
お客様の悩みにあわせ、その人にあった内容で施術をしているそうで、民間や病院へ通っていても改善が見られなかったものが改善しだしたという声も上がっているとのこと。
その他にも、まちかどギャラリーでも「足もみ講座」を不定期で開催したり、その他にも高新文化教室でも教室を開講しており、たくさんの方に足もみの良さを広めています。
 

 
「足もみが身体にいいというのは何となく分かっている方が多いのですが、理論的なところを分からないとやはり続けるのが大変だったりするので、その部分を伝えていけたらと思っています。足もみ自体も反応がすぐ出たり出なかったりと人それぞれですが、同じように体外に毒素は出しているので、続けていると結果はちゃんとついてきます。定期的に続けている方は『あの時の辛さは全然問題にならない!』と言われるくらい元気になっています。いろいろな家庭療法や自然療法も学び、実践してきているので、お伝えできることはお伝えしていきたいと思っていますので、気になることがあれば何でも相談してください。」
 
●この仕事のやりがいは「感謝されること」
お仕事についてのやりがいについて聞いてみました!
「この仕事はやりがいしかないです。自分がつらくて苦しくて、周りの助けもないときの経験があったからこそ、そういう方の力になりたいと強く思います。施術ができるだけでは足もみの良さを最大限伝えることができなかったと思いますし、経験がなかったらその人の深い気持ちも分かってあげられなかったと思います。自分自身が施術をするとは思ってなかったですが、今では私にしかできない天職だと思っています。」
 
●須崎の魅力はやはり「人」
「あっさりしている部分もありますが、情が熱い人が多く、気持ちよく付き合える人が多いのも魅力の一つですよね。最近は県外からの移住者も増え、若い人がいろいろ元気に活動しているなと感じています。人口は減っていますが、人を呼べる力もありますし、みんなが元気に頑張っていると思います。」
 
 
ご興味のある方はぜひ一度施術に行かれてはいかがでしょうか♪
橋本さん、お忙しい中ありがとうございました!
ポケットすさき→【幸せの鍵】