今回は【かわうその里すさき】を運営している「株式会社 須崎市道の駅」さんを取材させていただきました!
 

 
●「かわうその里すさき」ってどんなところ?
須崎市の道の駅「かわうその里すさき」は1999年にオープンし、今年で開業21年目となります。近隣市町村の商品や、高知のお土産物などが豊富に揃っており、高速道路の出入り口にも面しているので、県内外から多くのお客様が訪れる場所となっています。
 

 

 
「かわうその里すさき」は、高幡地域の観光への玄関(入口)としてのゲートウェイ機能、防災拠点を理由として、平成26年度に国土交通省道路局が発表した【重点『道の駅』35箇所】の1つとして選定を受けました。
現在、道の駅では1階にある直営店と2階にあるレストラン「とれた亭」を25名の従業員の方で運営をしています。
直営店以外にも、「津野山物産」「JA土佐くろしお」「多田水産」「野島水産」の4つのテナントが入っており、休日や大型連休にもなると、たくさんのお客様で賑わっています。
 
●実は道の駅はお得意様でした!
今回取材を受けていただいたのは、入社2年目の國澤元志(くにさわ もとし)さん。須崎市で生まれ、現在はお隣の中土佐町にお住まいです。
 

 
國澤さんは道の駅入社前は営業の仕事を16年間していたそうで、道の駅は営業で来ていたお得意様だったそうです!その際、声をかけてもらったのが入社のきっかけとなりました。
職場の雰囲気について聞いてみると、
「職場はアットホームな雰囲気で、年齢に関係なく、みんなが和気あいあいと働いていて、境なく接してくれます。17~18年くらいのベテランさんも在籍していますが、駅長や店長でもフランクに話すことができる職場です。」
 
●ベテランだけでなく、若い従業員とも一緒に新しいことをしていきたい
國澤さんの仕事内容や、現在力を入れている業務について伺ってみました!
「1階にある直営店の責任者をしています。レジでの接客はもちろん、事務処理や2階のレストランが忙しいとき、2階のホールで宴会が開催されるときはそこも手伝ったりと、大まかな仕事は任せていただいています。最近、道の駅のインスタグラムを開設したので、道の駅のマスコットキャラクター『すさき丸くん』を使って道の駅のPR活動も行っています。他にも、道の駅ホームページで通信販売を始めたので、現在はそちらに力を入れています。自社商品が少ないのですが、少しずつ掲載をしていき、商品数も増やしていく予定です。最近はSNSをどんどん活用していく時代になっているので、ベテランの方ばかりではなく、入社してきた20代の子とも一緒に考えたりして、新しいことをしていきたいと考えています。」
 
観光客の方も多く訪れる道の駅。奥四万十の玄関口となっているので、須崎市以外のことも多く聞かれるそうです。
「高知市内から四万十方面へ向かう中心地点になっているので、立ち寄られる方も多く、東西南北いろいろな観光場所について聞かれます。一番遠いのは天狗高原への行き方や、お遍路さんから札所のことなど、須崎のことではなく周りの地域について聞かれますが(笑)須崎については鍋焼きラーメンについて聞かれることが多いですね。」
 
國澤さんのオススメスポットについても聞いてみました!
「僕自身も入社して初めて知ったのですが、『鳴無神社』はすごく綺麗ですし、インスタ映えスポットとしてもオススメです。他にも、夏の時期だと『コモドウラノウチ』はご家族でも楽しめるスポットです。僕自身もSUP(スタンドアップパドル)を体験したんですが、凄く楽しかったですよ!冬の時期になると鍋焼きラーメンがより一層美味しく感じます!」
 
●いろいろな方と接客もでき、やりたいことを提案できる環境
さまざまな仕事をこなしている國澤さん。仕事の面白い点ややりがいについても聞いてみました!
 

 
「道の駅には観光バスで来られる団体のお客様も多くいらっしゃり、2階レストラン・ホールを合わせて200名近くのお客様が収容できる大きさです。観光バスなので、県外のお客様などいろいろな方と接することができるので、とても面白いですね。他にも、上司に案を出すことがあるんですけど、『いろいろとやってみたら?』と言ってくれて意見を通してくれるので、やりがいにも繋がります。」
 
色んな人と接する仕事をしているなかで、うれしかったことを伺ってみると、
「以前、接客をしているときに『お兄さんやったら、より買い物をしたくなる。』と言われたときは本当に嬉しかったです!2~3か月に1回、親子で買い物をしてくれている方がいるんですが、来た時は毎回声をかけてくれるんです。『道の駅にしかない商品もあるし、國澤さんがいるから。』と言ってくださり、まだ入社して少ししか経ってないんですが、本当にうれしい言葉でした。前職が営業だったこともあり話し方に高知らしさがなく、『地元の人じゃないよね。』と言われたこともありますが…(笑)」
 
●外国語での対応が課題の一つでもあります
仕事をしているなかで、一番大変だったことも聞いてみました。
「お客様からの不満を上手く対応していくのも責任者の仕事なので大変な部分でもあります。当店へいらっしゃるお客様はいいお客様ばかりですが、不安や不満を持っているお客様も少なからずいらっしゃると思いますが、お客様に気持ちよく買い物をしていただけるよう、お声を頂戴したところを改善していきたいと思います。その他にも、最近は外国人観光客が増えてきており、外国語での対応も大変です。中国・香港・オーストラリア・アジア系の方も多くご来店いただいております。中国語はスタッフの中に話せる人がいるので対応をしてもらっているのですが、英語を話せるスタッフが辞めてしまい、現在は翻訳の機械を導入して対応をしています。翻訳機導入前にアメリカのお遍路さんから『テントを張ってもいいか』というようなことを聞かれたのですが、少ししか聞き取れず、身振り手振りでなんとか対応をしたことでした。分かっていたつもりで話していても、実は内容が違っていたということもあるので、外国語対応の難しさを痛感します。」
 
●いろいろなことに挑戦していきたいです。
仕事で挑戦したいことがあるか聞いてみました!
「自社商品に【土佐丼のたれ】と【たたきのたれ】があるのですが、この2つの商品を外部に販売するために営業をしていきたいと考えています。ここに置いているだけではなかなかお客様を呼ぶことはできないので、通信販売を含めてどんどん自社商品を外にもアピールしていきたいと思います。今後、県外の企業に向けての営業活動もさせていただく予定になっているので頑張りたいと思います。他にも、道の駅ではあまり“イベント”というものをやってきていないので、道の駅のキャラクター『すさき丸くん』と一緒に道の駅を盛り上げていきたいですね。」
 

 
●子どもと一緒に川で遊ぶのも楽しいです!
國澤さんはどのように休日を過ごされているのか伺ってみました!
「若い頃は川遊びや山遊びもしていました。スノーボードやスケートボード、バレーボールなんかもしていたんですが、結婚してからは時間が取れなくなってしまい、最近はショッピングに出かけることが多くなりました。田舎らしい遊びをしなくなってしまいましたね。この仕事をし始めて土日が休みではないので、子どもたちと接する時間が減ってしまいましたが、休みが合ったときはできるだけ自然遊びをしてあげたいと思っています。」
 
●話し方はきついけど、人は暖かい町。
最後に県外の方に向けてメッセージをいただきました!
 

 
「須崎の魅力はやはりお魚が一番美味しいことですね。山も海も川も身近にあるので、色々なことができると思います。人が暖かい町なので、都会の方はピッタリなんじゃないかなと思いますよ。方言もあり、話し方こそ少しきつく感じるかもしれませんが、それも踏まえて須崎の良さだと僕は思います。」
 
お忙しい中ご対応いただき、ありがとうございました!
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